続巷説百物語 京極夏彦

読み終わりました。
巷説百物語と前後する話もあって結局、続が終わって巷説百物語を再読開始。
巷説百物語は、やはりすごく面白かったです。京極堂のシリーズでは関口にあたるかとおもわれる百介が自分の中途半端な立場なんてのを考え出したとき彼のさびしさに同調してしまった。(関口には感じないだろうな…。)
なんというか又市がすべて終わって「御行 奉為ー」というとき、どれだけの思いをこの言葉に封じ込めてるのかと思うのと、ああ終わったんだなー。と思いながらも、さて次は?と思えていたのが百介が考え出したとき「ああ、そうかこの関係はいつまでも続かないんだ」そして「百介のまえから又市たちが消えた時は私も百介だけでなく、又市やおぎんさんにあえないのだ。と。
そして、めずらしく物語りが終わらない事だけでなく、彼らに会えないことに寂しさを感じた物語でした。

続巷説百物語 (角川文庫)

続巷説百物語 (角川文庫)